大人として知っておかないと考えておく
身内以外でも「死」の場面に直面した事がある大人は多くいるでしょう。しかし、「死」を目の当たりにして悲しみにくれてしまう、動揺してしまうのが人なのですから当たり前だと思います。そんな状態でも、しっかりと葬儀などは勤め上げないといけません。故人を偲んでお別れをする時間をつくるのも生きている人の責任でもあるのです。宗教的な慣習などあるかどうかを知っておかないと慌ててしまいますよ。
葬儀を終えてからも問題が出てきます。お墓の事です。元々、先祖代々そのお墓に入っているならそのお墓に入る事でいいでしょうが、お墓がないといなるとそこは用意しなくてはなりません。その為、最近では生きているうちにお墓の問題を考えるようになってきていると言います。
あまりこういった事を考える機会や考えようとする事から逃げているかもしれませんが誰しも訪れる寿命というのに向き合っておかないといけないのではないでしょうか。
葬祭やお墓の事で問題になってしまうケースもあるようですが、日本古来の家を守る気持ちだけは捨てないでほしいと思います。
いつそうなるかわからない
家族が病気や大怪我が原因で危篤になったらあなたはどうしますか?まずは、その本人がなくなる前に、その方の家族や親戚、親しい友人、勤務先などに連絡をしてあげてください。亡くなる前に連絡をすることで、連絡を受けた方が病院に駆けつけることができるようになります。亡くなる前と亡くなったあとに駆けつけるのでは大きな差があります。その方が生きているうちに、意識のあるうちに会わせてあげてください。
亡くなってしまったら
家族が亡くなってしまったら…悲しくてなにもする気が起きないと思います。ですが、通夜やお葬式の準備を進めなければいけません。
まずは、自宅に戻って故人を受け入れる準備をしましょう。そして、葬儀業者と喪主や世話役などの役割を決め、通夜やお葬式の日程を決めます。ちなみに、一般的には亡くなった翌日に通夜、その次の日にお葬式になります。そのあとに、死亡届や火葬許可証などの手続きを依頼します。故人の親戚や友人、職場など関係各所への連絡、供花、供物の手配も行います。喪服の準備も忘れずにしてください。
故人の交際の範囲などにもよりますが、新聞に死亡広告を出して、広範囲の方に故人が亡くなったということをお知らせすることもあります。
通夜・お葬式が無事終わったら、ゆっくりでいいので故人の遺品整理をしましょう。故人のことをいつまでも忘れないように、大切に使っていたものなどは、保管しておいてもいいかもしれません。
お葬式を終えた後にやること
お葬式を終えた後は、自宅に祭壇を設置し、そこに遺影を飾りましょう。基本的には業者が祭壇の設置をしてくれます。遺骨も祭壇に設置するため、カビが生えないように設置する場所には注意しましょう。
お墓への埋葬は、四十九日前となっておりますが、もし新しくお墓を作られる場合は、作成期間が3ヶ月ほどかかるため、別のタイミング(一周忌 など)で埋葬するのが良いでしょう。
お墓を作る時に気になるのがそのお値段です。地域によって相場は変わりますが、おおよそ250万円程度を目安に考えましょう。
墓石を作り、そこに埋葬するのが一般的なお墓のスタイルですが、他にも「納骨堂」や、「霊廟」、「合祀」などのスタイルもあります。納骨堂のスタイルは、新しく墓石を建てるのではなく、既存にある納骨堂のスペースを借りて、そこに納骨するというもの。霊廟の納骨スタイルは、祖先をまつる場所に納骨するというものです。最後の合祀というものは、他の方の遺骨と一緒に埋葬する方法となります。
どのスタイルを選択するかは、継承者によるかと思います。お墓を作る場合は、継承者がいるかどうか、守ってくれるかどうかを考えながら作りましょう。